この記事でわかること
- 暑さに負けないために、私が実践している「体の中から」の対策
- 塩タブレット・麦茶・梅干しなど、手軽な水分・塩分のとり方
- OS-1の正しい使い方と、知らない人が多い注意点
- 熱中症で頭痛が出たときの、私の対処法
- 「これは病院へ」という受診のサイン(次男の体験談)
【はじめに】年々暑くなる夏に
毎年、夏の暑さが厳しくなっていますよね。ドラッグストアで働いていると、「熱中症対策、何を選べばいい?」という相談が年々増えているのを感じます。
私自身も、犬の散歩や買い物のたびに「これは手放せない」と思う対策がいくつかあります。以前、勤務先の募集で「大塚製薬 熱中症対策アドバイザー」の研修を受けたことがあって、そのとき学んだ知識も、日々の接客や自分の備えに役立っています。
熱中症対策というと、首を冷やすグッズや日傘などの「体の外から」の対策を思い浮かべる方が多いと思います。でも実は、水分・塩分のとり方という「体の中から」の対策こそ、登録販売者として一番お伝えしたいところ。
この記事では、私が実践している「中から」の暑さ対策を、段階を追って紹介します。
まず「外から」の対策はこちらで
体を冷やすグッズや日傘などの「外から冷やす対策」については、姉妹サイト「かおまえのひとりごと」で、実際に愛用しているアイテムをくわしく紹介しています。
首もとのひんやりベルトや日傘など、犬の散歩でも本当に手放せないものばかりなので、外からの対策が気になる方はそちらも読んでみてください。
👉 この夏手放せない!“暑さ&紫外線”対策グッズ3選(かおまえのひとりごと)
運転中の紫外線については、ラボの別記事でくわしくまとめています。
👉 運転中の紫外線、気にしてる?登録販売者の私が見直した日焼け対策
追記:今年の新戦力、腰掛けファン
(この記事を書いたあとに新しく取り入れたので、追記します)
犬の散歩や家の中で使っているのが、腰につけるタイプの扇風機「iFan BodyBlow2s」(エレス株式会社)です。職場でも使ってみたいと思っています。
風量は4段階あって、思っていたより強く感じます。充電の持ちも良いと感じています。首にかけるタイプだと重さが気になりますが(ただ、この商品は首にもかけられます)、腰につけると重さはあまり感じません。何より、服の中に風を送り込めるのがいいところ。普通の扇風機にあたっていても、服の中に直接風が届くと、汗の引き方が違うと感じています。
価格は、今の物価を考えると相応かなと思います。日本の企業の製品というのも、私にとっては安心材料のひとつです。ただ、犬の散歩のときは音が少し大きめに感じることがあります。人にジロジロ見られるほどではありませんが、気になる方はいるかもしれません。
ここからは、私が実践している「中から」の対策をお話しします。
【段階①】こまめな水分・塩分が基本
暑い時期に私がいちばん大切にしているのは、こまめに水分をとること。とはいえ、難しいことはしていません。
とにかく麦茶
私が一日を通してしょっちゅう飲んでいるのは麦茶です。理由はシンプルで、手ごろだから。カフェインも気にならないので、家族みんなでがぶがぶ飲めます。続けやすさが何よりだと思っています。
塩分は「タブレットや飴」で手軽に
汗をかく季節は、水分だけでなく塩分の補給も大切です。私がよく買うのはカバヤの塩分チャージタブレッツ。カンロの塩カンロ飴もおいしくて気に入っています。
食べるタイミングは、「蒸し暑くて、これはちょっとまずいかも?」と感じたとき。そう思った時点で、早めに口にするようにしています。
塩タブレットや塩飴は手ごろでスーパーやドラッグストア、コンビニでも手に入るので、無理にネットで探さなくても大丈夫。バッグにひとつ入れておくと安心です。
梅干しを舐めるのも私のやり方
昔ながらの方法ですが、梅干しを舐めるのも塩分補給になっていいなと思っています。クエン酸入りの飲み物(キレートレモンのようなもの)を取り入れることもあります。
【段階②】なりかけたときの経口補水液「OS-1」
水分・塩分をこまめにとっていても、汗を大量にかいたり、なんだか体調があやしいなと感じたりする日があります。そんな「熱中症になりかけかも」というときに、私が選ぶのが経口補水液のOS-1です。
正直、おいしくはありません
最初に正直なことを言うと、OS-1は塩辛いです。とにかく塩の味で、ジュースのような美味しさを期待すると「うっ」となるかもしれません。でも、これは体が弱っているときに必要な水分と塩分をしっかり補えるように作られているから。「おいしくないけど頼りになる」存在です。
最近は飲みやすいゼリータイプや、アップル味も出ているので、塩味が苦手な方はそちらから試してみるのもいいと思います。
知らない人が多い「OS-1の落とし穴」
店頭に立っていて感じるのは、OS-1を普通のスポーツドリンクと同じ感覚で買っていく方がとても多いということ。
OS-1は、いわば「なりかけたとき・体調が落ちたとき」のための飲み物。元気なときにジュース代わりにがぶがぶ飲むものではありません。日常の水分補給は麦茶などで十分で、OS-1は“ここぞ”というときに使うもの、と覚えておくと失敗しません。
もうひとつ、あまり知られていない注意点。開封後は冷蔵庫で保存して、24時間以内に飲みきること。 これは私が以前メーカーに直接問い合わせて確認した情報です。「ちょっとずつ飲もう」と常温で置きっぱなしにしないよう、気をつけてください。
【段階③】頭痛が出たときの、私の対処法
熱中症で頭が痛くなることがあります。このとき、私の考え方をお伝えしておきます。
熱中症の頭痛は、痛み止めで対処するものではないと私は考えています。基本は水分・塩分の補給と、体を冷やしてしっかり休むこと。特にロキソニンなどの鎮痛薬は、脱水状態の体に負担になることもあるといわれており、私は熱中症のときには使いません。
その代わり、私は熱中症の頭痛に備えて五苓散(ごれいさん)を常備薬として置いています。体の水分バランスを整えるといわれる漢方で、私の備えのひとつです。
私が常備しているのは、小林製薬のテイラック。五苓散は粉タイプが多いのですが、私は粉が少し苦手で、錠剤で飲めるものが欲しかったんです。錠剤の五苓散には、クラシエの240錠(20日分)もあります。同じ五苓散でも、使われている生薬や製法は商品によって異なります。実は私も一度クラシエの240錠タイプを購入したことがあるのですが、量が多すぎて使いきれず、今は娘が譲り受けて愛用しています。大容量で常備したい方には便利ですが、私はまず少量から試したかったので、24錠・48錠から選べるテイラックを選びました。
ただし、五苓散は私が常備している漢方で、すべての頭痛に合うわけではありません。頭痛が強い、なかなか引かないというときは、無理に市販薬で粘らないでください。次にお話しする「病院へ行ったほうがいいサイン」も、ぜひ読んでみてくださいね。
こうなったら、迷わず病院へ。次男の体験談
最後に、いちばん大事な話をします。
次男が中学生の頃のことです。その日はたまたま部活の顧問がおらず、生徒だけで炎天下のなか活動していました。すると次男が熱中症になってしまい、帰宅後に嘔吐。私はすぐに近所の小児科兼内科に駆け込み、点滴をしてもらいました。
この経験から強くお伝えしたいのは、嘔吐しているときは特に注意が必要だということ。
OS-1のような経口補水液は「自分で飲めるうち」は心強い味方ですが、吐いてしまって水分がとれない・意識がぼんやりしている・呼びかけへの反応がおかしい——そんなときは、飲ませることより、一刻も早く医療機関を受診することが大切です。
「いきなり病院は大げさかな」と思わず、迷ったら受診を。特にお子さんや高齢の方は、ためらわないでくださいね。
私の熱中症対策、段階別まとめ
| 段階 | 状態 | 私の対策 |
|---|---|---|
| 外から | 予防 | 首ひんやり・日傘(→ ひとりごとの記事へ) |
| ① 中から | 予防 | 麦茶・塩タブレット・塩飴・梅干し |
| ② なりかけ | 体調があやしい | OS-1(“ここぞ”のときに・開封後24時間) |
| ③ 頭痛 | つらいとき | 五苓散(テイラック)を常備/鎮痛薬は使わない |
| 受診 | 嘔吐・意識がおかしい | 迷わず医療機関へ |
まとめ
熱中症対策というと、つい冷却グッズに目がいきがちですが、「体の中から」守ることが何より基本だと私は思っています。
こまめな麦茶、早めの塩分補給、なりかけたときのOS-1。そして「これはおかしい」と思ったら、迷わず病院へ。この順番を知っておくだけで、暑い夏が少し安心して過ごせるはずです。
無理せず、こまめに。みなさんが元気に夏を乗り切れますように😊
※本記事は登録販売者としての個人的な体験と知識をもとに書いています。体調が悪いと感じたとき、症状が続くときは、無理をせず医療機関にご相談ください。
