腰痛の湿布、どれがよく効くの?登録販売者の私が売り場でお答えしていること

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
腰痛の湿布、どれがよく効くの?登録販売者の私が売り場でお答えしていること(湿布を手にした登録販売者のイラスト) からだケア

この記事でわかること

  • 「どれがよく効くの?」に、登録販売者の私がどうお返ししているか
  • 腰の貼り薬・塗り薬に使われている成分のグループと、私の並べ方
  • 本を読んで、私の思い込みが一つ整理された話
  • 温めるか冷やすか、私が売り場でお伝えしている考え方(本を読んで気が楽になった話も)
  • 病院に行った方がいい腰痛のサイン(急いだほうがいい症状も)
  • 15年、大きな腰痛が出ていない私の習慣

売り場で一番多い質問に、私は答えられません

ドラッグストアの湿布売り場に立っていると、いちばんよく聞かれるのがこの質問です。

「どれがよく効くの?」

そう聞かれるたび、申し訳ないなと思いながら、私はその質問にお答えするのが難しいんです。症状も体質も、これまでどんな薬を使ってきたかも人それぞれで、それによって選択肢が変わってくるからです。一律に「これがいちばんです」とお答えできるものではない、というのが正直なところ。

でも、「わかりません」で終わらせたら、お客さまはずっと棚の前で迷ったままになってしまいます。

だから私は、答えの代わりに「選べる材料」をお渡しするようにしています。この記事は、その中身をそのまま書いたものです。

まず確認したい、これは市販薬でいい腰痛?

湿布の選び方の前に、どうしても先に置いておきたい話があります。腰の痛みには、そもそも売り場で選んではいけないものが混ざっているからです。

私自身が、薬を選ぶどころではない状態になったことがあります。

私が薬を選ばず、病院へ行った日のこと

30代後半のときの話です。当時、次男が通っていた幼稚園に保護者のソフトバレー部があって、私もそこで練習に参加していました。

前日、次男の自転車の練習につきあっていて、「あれ、腰を痛めたかも」という感じはあったんです。補助輪を外したばかりで、支えては起こしての繰り返しでした。その程度なら、これまでにも何度かありました。

翌日、バレーの練習でジャンプして、着地した瞬間。腰に激痛が走りました。

最初は腰だけだったのが、そのうち左足まで痛み出して、これまでに感じたことのない痛みに変わっていきました。なんとか幼稚園のお迎えまではこなしましたが、家に帰ってキッチンに立ったところで動けなくなってしまって。夫に早く帰ってきてもらい、整形外科へ向かいました。

病院では車椅子で移動しました。痛すぎて過呼吸になってしまい、「この状態ではブロック注射も難しい」と言われたのを覚えています。その日は坐薬と湿布を処方してもらい、後日MRIを撮って、急性のヘルニアによる坐骨神経痛と診断されました。

このとき私は、湿布を選ぶという発想がそもそもありませんでした。選べる痛みではなかった、というのが正直なところです。

足に広がる痛みやしびれは、薬を探す前に

もちろん、これは私という一人の人間に起きたことで、同じような痛み方をした人が全員ヘルニアというわけではありません。原因は人によって違います。

それでも、腰だけでなくお尻や足のほうまで痛みやしびれが広がっていると聞いたとしたら、私は市販薬ではなく、整形外科の受診をおすすめします。自分がそういう経験をしたから、というのがいちばんの理由です。

受診の目安は記事の最後にもう一度まとめておきますね。

「どれがよく効くの?」に、私がお返ししていること

ここからが本題です。順位はお答えできないけれど、代わりにお渡しできるものはあります。

きっかけになった接客が一つあるので、そこから書かせてください。

タイガーバームを持って来られたお客さま

以前、ご主人の肩こりと膝の痛みで悩んでいる方が、家にあったタイガーバームを持って売り場にいらしたことがありました。「これでいいのか、他にいいものがあるのか教えてほしい」というご相談です。

タイガーバームも、腰痛・肩こり・筋肉痛などに用いる外用鎮痛薬のひとつです。ただ、生薬由来の成分と清涼感が特徴で、棚に並んでいるほかの製品とは成分の構成が少し違います。まずはそこをご説明しました。

そのうえで私がしたのは、順位をつけることではなく、棚にあるものを成分ごとに並べてお見せすることでした。

こういう成分のものがあって、こういう成分のものもあります、と並べていくうちに、お客さまが「じゃあ真ん中のこれにします」とご自分で選ばれて、インドメタシンの液体タイプをお買い上げになりました。

私が「これがいいですよ」と言わなくても、材料さえあれば、お客さまはご自分で選べる。あのときの手ごたえが、今の私の接客のかたちになっています。

成分のグループと、私の並べ方

腰や関節に使う外用の鎮痛消炎薬には、さまざまな成分があります。ここでは、売り場で比べられることの多い主な成分を、サリチル酸系とNSAIDsに分けて見ていきますね。

ひとつはサリチル酸系(サリチル酸メチル、サリチル酸グリコールなど)。昔からあるタイプで、サロンパス、トクホン、アンメルツヨコヨコの一部製品などに配合されています。

もうひとつはNSAIDs(エヌセイズ。日本語では非ステロイド性抗炎症薬といいます)。この中にはインドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナク、ロキソプロフェンなど、いくつもの成分があります。

児島先生の本の整理と、私の思い込み

この記事を書くにあたって、以前このブログで紹介した児島悠史さんの本『ドラッグストアで買える あなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます』を読み返しました。

同書では、貼り薬や塗り薬の成分がこんな見出しで整理されています。

⚫︎「サリチル酸メチル」、「サリチル酸グリコール」:安くて気軽に使える、普段使いの成分
⚫︎「ロキソプロフェン」、「インドメタシン」「フェルビナク」:より効果が高い、次の選択肢
⚫︎「ジクロフェナク」「ケトプロフェン」:効果の高い”切り札”

児島悠史『ドラッグストアで買える あなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます』

そして3つ目のジクロフェナクとケトプロフェンについては、「これらの薬は市販薬の外用薬としては最も高い効果を期待できます」と説明されています。市販薬の中での話であって、病院で出される薬まで含めた比較ではない、というところは押さえておきたいですね。

私はこれまで、ロキソプロフェンの方がインドメタシンより強い成分だと思っていました。しかし児島先生の本では、どちらも「より効果を求めるときの次の選択肢」として同じ段階に整理されています。これは効果がまったく同じという意味ではなく、売り場で成分を選ぶときの大まかな目安だと受け取りました。

👉 この本を紹介した記事はこちら

ただ、強いものほど良いというわけでも

こう並べると「じゃあ、いちばん下から選べばいい」と思えてきますが、そう単純でもないんです。

NSAIDsは、成分や製品によって確認することが増えてきます。使える年齢、妊娠中はどうか、ぜんそくを起こしたことがあるかどうか。こうした条件が一つずつ変わってくるんです。ケトプロフェンには光線過敏症への強い注意があって、これは私が処方されていた湿布の成分でもあるので、後半でくわしく書きますね。

反対にサリチル酸系は比較的使いやすく、子どもや妊娠中でも選択肢になる製品があります。ただ、副作用がまったくないわけではありませんし、使える年齢や妊娠中の注意は製品ごとに違うので、箱や説明書を確認してください。

だから売り場では、「どれが上か」より先に自分や家族が使えるものかどうかで絞っていくほうが早いと思っています。

私が売り場で並べてお見せするもの

そのうえで、私が実際に手に取れる場所に並べるのは、たいていこの三つです。

  • サリチル酸系のもの:サロンパス、トクホン、アンメルツヨコヨコの一部製品など
  • インドメタシン配合のもの:バンテリンコーワなど
  • ロキソプロフェン配合のもの:ロキソニンSテープなど

これは私の並べ方であって、医学的な分類ではありません。成分や商品が違えば、剤形や使用年齢、注意事項も変わってきます。その違いを見ていただくために並べているんです。

ちなみに、同じシリーズ名でも中身の成分が違うことがあります。たとえばフェイタス5.0はフェルビナク、フェイタスZはジクロフェナクナトリウムを配合していて、名前は似ていても別の成分です。棚で迷ったら、パッケージの成分表示を見るのがいちばん確実だと思います。

私自身が自分用に常備しているのは、ロキソニンSテープです。腰痛を経験してから、家に置くようにしました。

ただ、これはあくまで私が選んでいるもので、すべての方に向くわけではありません。ロキソニンSテープは15歳以上・1日1回の使用と決められています。また、この薬や他の解熱鎮痛薬・かぜ薬・外用の鎮痛消炎薬を使って、ぜんそくを起こしたことがある方は使えません。治療中の方、妊娠中の方、気管支ぜんそくの方は、購入前に相談が必要です。5〜6日使っても症状が良くならないときは、使用をやめて相談してくださいね。買う前に、箱の裏の注意事項に必ず目を通してください。

同じ場所への重ね使いは避けてください

これは売り場で聞かれることはあまりないのですが、知っておいてほしいので書いておきます。

貼り薬を貼ったうえに塗り薬を塗る、違う商品を同じ場所に重ねて使う。痛みが強いときほど、足し算したくなるかもしれません。

けれど、同じ場所への重ね使いは皮膚への刺激が強くなるおそれがあります。用法・用量はそれぞれの商品で決められているものなので、そこは守ってくださいね。一つ使ってみて足りないと感じたときは、重ねるのではなく、薬剤師や登録販売者に相談してもらえたらと思います。

貼るか、塗るか

成分の次に迷うのが、剤形(テープ・パップ・液体・ゲルといった形のタイプ)です。

こちらは成分ほどはっきりした基準がなくて、痛む場所の広さと、肌との相性で決まる部分が大きいと思っています。私の場合はこうしています、という話として読んでください。

腰は、ある程度の面積があるものが私は好き

家族はロイヒつぼ膏を愛用していて、あの小さい丸いのを肩や首に貼っています。

私も試したことはあるのですが、腰に関しては自分にはあまり合いませんでした。腰の痛みって、「ここ」とピンポイントで指させることが少ないんです。私の場合は腰全体がだるく重い感じになるので、ある程度の面積がある湿布のほうが落ち着くというのが正直な感想です。

肩こりのように場所がはっきりしている部位なら、小さいタイプが合う人もいると思います。これは優劣ではなく、痛みの出方と好みの問題だと思っています。

肌がかぶれやすい方には

湿布を貼るとかゆくなる、はがしたあとが赤くなる。そういう方には、貼るタイプ以外の選択肢もあることをお伝えしています。

ロキソプロフェン配合のものにも、ゲルやローションといった塗るタイプがあります。私自身は使ったことがないので使用感はお伝えできないのですが、「こういう剤形もありますよ」と棚をご案内するようにしています。

どの剤形を選んでも、肌に異常を感じたときは使用を中止して、必要なら皮膚科に相談してくださいね。

温める? 冷やす? の分かれ道

これは、売り場でたまに聞かれます。そのときは、状態を伺ってからこんなふうにお答えしています。

打撲や捻挫の直後で、腫れや熱っぽさがあるときは、タオル越しに短い時間冷やす方法があります。冷たさが直接肌に当たらないようにするのがポイントです。

筋肉がこわばっていて、温めると楽になる感じがあるときは、無理のない範囲で温める方法があります。お風呂に入ったときに痛みが和らぐかどうかは、自分の体で確かめられるわかりやすい目安になると思います。

本を読んで、少し気が楽になった話

冷感タイプと温感タイプの使い分けについては、私も長いこと迷っていました。

さきほどの児島先生の本を読んでいたら、この疑問に対して「使ってみて気持ちの良い方でOKです」と書かれていて、なんだか気が楽になったんです。

同書では、急性の痛みには冷湿布と書かれている本もあるものの、温める方法でも急性の腰痛への効果を示した研究報告があると説明されていました。「急性だから必ず冷感タイプ」と決めてしまわなくてもいいようです。

なお、この研究は市販の温感湿布そのものを調べたものではなく、温熱ラップなどを含む温熱療法についての報告とのこと。「温感湿布がぎっくり腰に効く」と証明されたという話ではないので、そこは分けて受け取っています。

気をつけたいこと

ただし、原因のわからない激しい痛みがあるとき、しびれなど神経の症状があるときは、温冷を試すより受診を優先してください。これはご自分で判断する場面ではないと思っています。

それから、お風呂と湿布の関係も知っておいてほしいところです。

トウガラシエキスなどが配合された温感タイプの中には、入浴の30分〜1時間以上前にはがし、入浴後も30分ほどあけてから貼るよう記載された製品があります。貼ったままお風呂に入ると、刺激が強く出ることがあるためです。

冷感タイプなど、ほかの貼り薬も、貼ったまま入浴するのは避けてください。入浴前にはがして、皮膚を少し休ませてから貼り替えます。ただ、時間の決まりがすべての湿布で共通というわけではないので、箱や説明書も見てみてくださいね。売り場ではあまり聞かれない話なのですが、知らずに使っている方が多いところだと思います。

なお、湿布の「冷感・温感」は、冷感成分・温感成分による使用感が中心です。患部を実際に冷やす・温める方法とは分けて考えてください。冷やしたいときは保冷剤をタオルで包んで、温めたいときは入浴やホットタオルで、というふうに私は使い分けています。

病院で出された薬と、市販薬の関係

ここからは、私がヘルニアのときに病院で処方してもらった薬の話です。

動けなくなった当日に出されたのは坐薬と湿布でした。その後の通院では、飲み薬と、胃を守るための胃薬が一緒に処方されていました。

当時処方された湿布はモーラステープです。ケトプロフェンという成分が配合された貼り薬で、光線過敏症への注意が必要なものでした。使っている間だけでなく、はがした後も当分の間、貼っていた部分を紫外線に当てないよう決められています。屋外に出るときは衣類やサポーターで覆う必要があるので、扱いに気をつかう薬です。私は現在、医師の判断でロキソニンテープを処方してもらうことが多くなりました(家族も腰痛持ちで、同じものを出してもらっています)。

痛み止めの飲み薬と胃薬が一緒に処方されることは、めずらしくありません。ただし、市販の痛み止めの飲み方は商品によって違います。たとえばロキソニンSは「なるべく空腹時をさけて」とされています。購入されるときは、それぞれの用法・用量を確認してくださいね。

もし今、あのときと同じ痛みになったら

ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。

私が処方された薬と同じ有効成分を含む市販薬が、今は棚に並んでいます。痛み止めのロキソプロフェンにも、胃薬のテプレノンにも、市販の製品があります。

ただし、同じ成分を含んでいても、処方薬と市販薬が同じものというわけではありません。含まれている量や一緒に配合されている成分、承認されている使い方は、必ずしも同じではないからです。ここは混ぜて考えないほうがいいところ。

そして、私が動けなくなったのは18年ほど前のこと。当時の売り場に同じ顔ぶれが並んでいたかというと、記憶は正直あいまいです。市販薬の棚はこの十数年でずいぶん変わりましたし、あの頃の私は、そもそも薬を選ぶどころではありませんでした。

なので、ここから先は今の私の話として読んでください。

もし今、あのときと同じ痛みに襲われたとして、私が棚の痛み止めに手を伸ばすかというと、たぶん伸ばしません。あのとき必要だったのは、痛み止めそのものより先に「何が起きているのかを知ること」だったからです。MRIを撮ってヘルニアだとわかり、その状態に合わせて薬とリハビリが決まりました。順番が逆だったら、痛みだけをやり過ごしながら、原因は放ったままになっていたかもしれません。

市販薬は「同じ成分が手に入るもの」であって、「診断の代わりになるもの」ではない。選べる商品が増えた今だからこそ、売り場でいちばんお伝えしたいのはここです。

リハビリには2ヶ月ほど通いました。そのあと数年は、腰痛が出たときだけ通う時期が続きましたが、ここ15年ほどは、あのときのような痛みは出ていません。

同じ「ロキソニン」でも、売り場の扱いは違います

ちょっと専門的な話を一つ。

ロキソニンSテープ(貼り薬)は第2類医薬品なので、私たち登録販売者がご説明して販売できます。一方、ロキソニンS錠(飲み薬)は第1類医薬品にあたり、薬剤師のいる時間帯でないとお売りできません。同じブランド名なのに、売り場での扱いがまったく違うんです。

「テープは買えたのに、錠剤は待たされた」というのは、この区分の違いによるものでした。

なお、飲み薬のロキソプロフェンは、2026年8月7日時点では第1類医薬品です。指定第2類への区分変更については7月29日に審議されていますが、購入されるときは最新の店頭表示をご確認ください。

15年、大きな腰痛が出ていない私の習慣

実は、ドラッグストアで働くことが決まったとき、いちばん不安だったのが腰でした。品出しで重いものを持つ仕事だと知っていたので、また痛めるんじゃないかと思っていたんです。

今のところ、ぎっくり腰にもヘルニアにもなっていません。

これから書くのは、あくまで私が続けていることです。腰痛が出ていないのがこの習慣のおかげかどうかは、正直わかりません。それでも、続けていて損はなかったと思っているので書いておきます。

介護の資格で習った、持ち上げ方

腰痛を経験したあと、介護の資格を取る機会がありました。そこで習ったことが、今もいちばん役に立っています。

ひざと股関節を曲げてしゃがみ、荷物を体に近づけて、背中を丸めすぎずに脚の力で立ち上がる。

立ったまま腕の力だけで持ち上げようとすると、腰に負担が集中してしまいます。文字にすると当たり前のことなのですが、これを知っているかどうかで日常の積み重ねがまったく違ってきました。

職場で品出しをするとき、家で洗濯かごを持ち上げるとき、犬にごはんをあげるとき。一日に何回もある動作なので、差が出るとしたら何年も経ってからだと思います。

「痛いかも」で早めに手を打つ

もう一つは、我慢しないことです。

「あれ、ちょっと痛いかも」と思った段階で、私はコルセットを巻いて、湿布も貼ってしまいます。そして、その日は無理な動きをしません。

若い頃なら「様子を見よう」と思っていた場面ですが、様子を見ているあいだにつらくなったことが何度もありました。私は悪化させないために、早めに負担を減らす目安にしています。

コルセットはサイズを測って選ぶ

私が使っているのはマックスベルト me2です。もともとは腰痛のときに整形外科で買ったものですが、今はネットでも買えるようになりました。

3年ほど前、家族が腰を痛めて「コルセットってどれがいいの?」と聞かれたときに、家にあるものを見たらこれだったので、そのまま紹介しました。自分が何年も使っているものを勧められるのは気楽でいいですね。

ここで一つ気をつけたいのが、サイズです。マックスベルト me2はSSから5Lまで8サイズあって、おへその位置で測った胴囲で選びます。服のサイズ感で選ぶと合わないことがあるので、買う前にメジャーで測ってみてください。ネットで買うときは特に大事なところです。

巻き方も、商品に付いている取扱説明書のとおりに装着してくださいね。自己流できつく締めたり、位置がずれたまま使ったりすると、思ったように支えてくれません。

痛くなってから慌てて買いに行くより、サイズを測って自分に合うものを一つ選んでおくと安心です。

まとめ

場面状態私の選び方
重いものを持ったあと、腰が張る腰だけが重い・だるい面積のある湿布を貼って、その日は無理をしない
湿布を貼るとかゆくなる腰は痛いが肌が弱い塗るタイプの剤形も棚で見てみる
ぶつけた・ひねった直後腫れや熱っぽさがあるタオル越しに短時間冷やす
お風呂で痛みが楽になる筋肉のこわばりがある無理のない範囲で温める
「ちょっと痛いかも」予兆の段階コルセットと湿布で早めに負担を減らす
足やお尻まで痛み・しびれが広がる腰だけではない市販薬を選ばず、整形外科へ

今日からできること

今日できることは、家にある貼り薬や塗り薬の箱を裏返して、成分名を見てみることです。サリチル酸系なのか、インドメタシンやフェルビナクなどのNSAIDsなのか。それがわかるだけで、次に売り場に行かれたときの見え方が変わります。

明日でもいいことは、おへその位置の胴囲を測ってみること。コルセットを選ぶときに必要になる数字です。

早めに受診してほしいサイン

こういうときは、湿布を選ぶ前に整形外科へ行ってください。

  • 足やお尻にしびれ、痛みが広がっている
  • 足に力が入らない、つまずきやすくなった
  • じっとしていても痛い、夜眠れない
  • 発熱をともなう
  • 大きな転倒や事故のあとに痛みが出た
  • がんの治療歴、骨粗しょう症、ステロイドを使う治療を受けたことがある

急いで受診してほしいサイン

これはめったにあることではないのですが、次の症状が出たときは待たないでください。

腰の痛みに加えて、急におしっこや便が出しにくくなった、または漏れてしまう。股の間の感覚がおかしい、しびれる。両足に力が入らない。

これらは緊急性の高い状態でみられる症状です。夜間でも休日でも、救急相談窓口や救急外来へ連絡して、すぐに受診してください。「明日の朝まで様子を見よう」と思わないでほしいところです。

私もあの日、選ぶ余地はありませんでした。腰痛は多くの人が一度は経験するものですが、だからこそ「いつもの腰痛」で片づけないほうがいい場面もあります。

痛みが出てから慌てるのではなく、落ち着いているうちに自分に合うものを知っておけるといいなと思っています。

※本記事は登録販売者としての個人的な体験と知識をもとに書いています。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。

参考にした情報

  • タイガーバーム公式 製品情報:https://www.tigerbalm.com/jp/product/tiger-balm-white-ointment/
  • 久光製薬 フェイタス 製品情報:https://www.hisamitsu.info/feitas/product/index.html
  • 久光製薬 こんな時にはフェイタス(貼り替え時):https://www.hisamitsu.info/feitas_lp/
  • PMDA パスタイムFX温感 添付文書:https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/K0803000017_02_A.pdf
  • 第一三共ヘルスケア ロキソニンSテープ 説明文書:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/package_insert/pdf/loxonin-s_tape_2.pdf
  • PMDA モーラステープ 添付文書:https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/650034_2649729S2169_1_19
  • エーザイ セルベール 製品情報:https://www.eisai.jp/products/selbelle/selbelle_t
  • 日本シグマックス マックスベルト me2:https://www.sigmax-med.jp/medical/products/supporter/supporter-trunk/maxbelt-me2
  • 厚生労働省 一般用医薬品のリスク区分について:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000127534_00003.html
  • 日本整形外科学会 症状・病気をしらべる(腰痛):https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
  • 第一三共ヘルスケア ロキソニンS 製品情報:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/loxonin-s/
タイトルとURLをコピーしました